「起きろハザマ、寝られねえだろうが」
見下ろした先に居るのは、リクディオ達のベッドを一人で占領し寝ているハザマ。
いつものように勝手に家に上がり込み、勝手に寝付いたものらしい。
「自由すぎるだろ」
「どうするの?」
二人の様子を見守っていたソラハリアが見兼ねて声をかけた。うーんと小首を傾げる。
ここはリクディオ達の家、このベッドはラギア夫妻のものだ。カラノールで一人家だった頃とは違い、困るのはリクディオだけではない。
「起きないんだったら、別のとこで2人で寝ようか?ソファとか──」
と言った瞬間、「ベッドで寝ろ」と突然声を発するハザマ。
視線をやると、目を開いて起き上がるところだった。
「起きてたの?」
驚きと呆れが半々のソラハリアを横目に、「おやすみ」と言いながらしれっと帰っていく。
「おう」
特に驚きもせず自然に挨拶を返すリクディオを見て、あれ?これ私だけ分かってなかったんだなぁと理解する。
「なんだったんだろう」
「しらん。あいつの考えることは」
「そう?リクディオなら分かってそうだけど」
付き合いが長い上に狸寝入りも見抜いていたので、あらかた見当がついているのでは、と。
「らしくねえが……構って欲しかった、のかと」
「構って!? ハザマが?」
意外な返答に、わっと声のボリュームが一段階上がる。
「だから、らしくねえって思うし、自信もあんまりないが」
猫みたいな奴だし、特に何も考えてない可能性だってあるぞ、と付け足した。
「何も考えずに他人の家のベッドで寝てるのはどうなんだろう………」
ぽすんとベッドに腰掛けると、さっきまでハザマがいた温もりを感じながらソラハリアはつぶやくのだった。
小説形式に仕立てられないかと思って書いてたけども、リクソラオタクハザマが夫婦の邪魔するとは思えない.com
起きてたハザマ、しかし流石に二人をソファで寝かすわけにはいかず飛び起きる(最初から寝るな)(それはそう)
リクハザのハザはリクディオのベッドに潜り込んでる事があるので仕方ない ちなみに何がある訳でもなくそのまま添い寝する
何かがあってもいいぞ!!!!!
元々は夫婦のベッドじゃなくてリクディオのベッドだったんだけど、多分ユーミアだしリクソラが個別のベッド用意するのは解釈違いだろ!となったのでこうなっちゃった